株を始めるには株式投資の賢い前準備

これまで僕の記事を読んで頂いた方の中には「株を買おう！」と思ってくれた方もいるかもしれません、でも、何の準備なくだとすぐに買えません。今回は株式投資の賢い前準備を解説したいと思います。

 株はどこでどう買うの？ 始めるための前準備

当然なことですが、株式投資は株を買います。どこでどう買うのか、説明していきます。これらのことを準備して株を買える状態にします。

• 証券口座を開設する
• 口座に入金する
• 株銘柄を注文する

証券口座を開設する

これはネット証券を選んだほうがいいです。一応、証券会社の窓口とか電話とかでも買えるけど、手数料は高いし不便だし、今どきネット以外で株を買うのは効率が悪すぎです。口座を開設する場合は、下記選択をするのですが、ほとんどの方は一般口座のメリットはありません。特定口座にしたほうがいいです。

図で表すとこんな感じです。

口座の名称が一般と特定だから、銀行口座の”普通”と”当座”とかの雰囲気で選ぶと証券口座も”一般口座”を選びそうですが、絶対に”特定口座”がいいです。一般口座は確定申告の書類作成から全て自分でやるので取引が多いと大変です。一般口座の存在価値がわかりません。

特定口座を選んだら、次に”源泉徴収あり” と ”源泉徴収なし” のどちらかを選択する。それぞれ特徴があって、自分の投資スタイルに合わせて決めてください。

特定口座 源泉徴収あり

利益が確定したら、証券会社が約20%の税金を引いてくれます。そのあとは何もしなくていい、楽です。しかし、もしその年に損失が出た場合、「譲渡損失の繰越控除」を使うため、確定申告をします。損失額を翌年以降3年間持越して、株の売却益や配当所得と相殺できる制度です。特定口座 源泉徴収ありでも損失が出たら、「譲渡損失の繰越控除」を使って必ず確定申告しましょう。

特定口座 源泉徴収なし

基本的には確定申告をします。ただ、最大の魅力は給与所得者や年金所得者に対して年間20万円以下の利益については申告・納税は原則として不要であるため、株の利益が20万以下で、給与か年金以外その他の利益がない場合は、納税も申告もしなくてよいところです。

利益が20万以上の場合は申告が必要ですが、「源泉徴収なし」を選択した場合でも、確定申告は簡単に済ませることができます。年末に証券会社から「特定口座取引報告書」が送付されますので、記載されている内容を転記するだけで簡単に申告書を作成できます。

口座に入金する

株を買うので当然ですが、証券口座へ入金をします。その際、インターネットバンキングが便利ですが、証券会社が確認して証券口座の ”買付余力” に反映するまで待つ時間が必要です。

提携金融機関の口座を持っていれば、即時入金サービスを利用するとリアルタイムに入金確認できます。 “住信SBIネット銀行” は、かなり優秀でほとんどのネット証券と提携しているので、即時入金、即時入金確認が可能です。

株銘柄を注文する

買いたい銘柄を注文して約定（注文した取引が成立）すれば完了です。株取引は市場なので、該当銘柄の売り手、買い手、取引価格の合致、この3点が揃ってやっと取引成立です。

また、買いたい価格であっても、自分より早く注文を出した人から売れていきます。買いたい価格レンジで売りたい相手がいない場合は、買う価格を上げて買うか、買いたい価格になるまで待つかになります。

株式市場が開いている時間

東証株式市場は平日の9:00から11:30まで午後は12:30から15:00までの合計5時間です。東証以外の市場（名証/札証/福証）は15:30までです。午前中の時間を前場(ぜんば)、午後を後場(ごば)と呼ばれています。

 株式投資で得られる３つの利益

株式投資で得られるものは本当に沢山あります。良く知られているわかりやすい部分を３つ紹介します。

• キャピタルゲイン（譲渡益）
• インカムゲイン（株主配当）
• 株主優待

ひとつずつ説明していきます。

キャピタルゲイン（譲渡益）

保有する株が買った時より株価が上がっていた場合、売りに出して成立すれば、その差額分が売買差益となります。例えば、50万円で買った株を60万円で売却した場合、差額の10万円がキャピタルゲイン（譲渡益）になります。一般的に知られている部分ですね。

インカムゲイン（株主配当）

株を保有する間に得られる配当金のことです。各企業が決めるので、銘柄によって、配当利回りや配当の回数が違います。業績次第で増えたり、減ったり、無配当になったりします。株主配当を貰うには権利の確定日に株を持っている必要があります。

株式会社とは、株主から投資という形で資金提供を受け、企業が経済活動をした結果、稼いだおカネから人件費やその他経費を差し引いて、残りの利益は出資者の株主に還元するシステムなのです。これこそが株式投資の本来あるべき姿ですね。

株主優待

企業が株主に対して、商品やサービス、割引券等を配ること。株主優待で株銘柄を選ぶわけではないですが、中にはもらってうれしいものやサービスはあります。株は企業の成長が一番利益を稼ぎますので、これはおまけくらいなものだと思っていいと思います。

 株式｜現物取引 手数料の比較

大事なのは株の売買手数料、株取引の手数料を重視しよう

株の取引は株を売りたい人と買いたい人をマッチングするサービスを受けるわけなので、当然そのサービスを提供する証券会社に支払う手数料が発生します。株を買う場合、株の価格と手数料を合計した金額を支払います。つまり、買った瞬間から手数料の分だけマイナスになります。

こうなると当然ですが、手数料が安い証券会社がいいです。今は、1日の取引額の上限以内なら手数料無料０円のネット証券があります。そういうサービスがある証券口座をひとつは開設したほうがお得です。

あなたが25歳以下なら松井証券がお得。
26歳になる日まで現物取引手数料が無料、証券取引の学割みたいなサービスですね。それにしても株の取引額に上限がないのはすごい！証券会社側はユーザーを若いうちから獲得できるのでメリットなのかもしれません、若いうちはこれをうまく利用しましょう。

また、松井証券以外は1日定額プランとレギュラープランを選ぶ必要があるが、松井証券は一律シンプルでわかりやすい。26歳以上なら１日に50万円までなら無料、それ以上なら取引額に応じて手数料が発生する。非常にわかりやすい。そして、全体的にバランスがいいのはSBIですね。僕もSBI証券と松井証券がメインの証券口座です。また別の時に書きますが、この2社は投信のポイント還元がまたいいです。

 まとめ

株式取引の魅力は色々ありますが、始めるにはまず口座の開設からです。

• まずは証券会社の口座開設が必要、ネットなら簡単
• 株は譲渡益、株主配当、株主優待の３つが利益になる
• 株取引の手数料を重視しよう

最後まで読んで頂きありがとうございました。

これからも人生を少し豊かにすることを更新していきますので、よろしくお願いします。